
丸川珠代:「愚か者めが」ヤジ、子ども手当批判を後に反省

子ども手当をめぐる採決時の「愚か者めが」ヤジが、後年あらためて問題視された。
2010年、当時野党だった自民党は、民主党政権が進めた所得制限なしの子ども手当に強く反対していた。 参議院厚生労働委員会で子ども手当法案が採決された際、丸川珠代氏は「愚か者めが」「このくだらん選択をしたばか者どもを絶対に許しません」という趣旨のヤジを飛ばしたと報じられている。 この発言は当時も強い言葉として扱われたが、2023年に少子化対策や児童手当の拡充が国会で議論される中で、あらためて取り上げられた。
子育て支援への政策批判が、侮辱的な言葉で表現された点が問題だった。
子ども手当の制度設計に反対すること自体は、政治的な立場としてあり得る。所得制限の有無や財源、制度の効果について議論することは国会の役割でもある。 しかし、「愚か者」「ばか者ども」という表現は、政策への批判を超えて、法案を進めた側やその選択を支持した人たちを侮辱する言葉として受け止められた。 「その政策には問題がある」と言うのではなく、「そんな選択をした人たちは愚かだ」と言っているように聞こえたことが問題だった。 また、少子化が深刻になる中で、子育て支援策を強く否定していた当時の自民党の姿勢そのものも、後年になって再検証されることになった。
岸田首相が反省に言及し、丸川氏自身も反省を述べた。
2023年、国会でこのヤジが取り上げられ、岸田文雄首相は当時の発言や態度について「反省すべきものは反省しなくてはならない」という趣旨の答弁をしたと報じられている。 その後、丸川氏も記者団の取材に応じ、自身のヤジについて「反省すべきは反省したい」と述べた。 また、丸川氏は、当時は自民党内で自身の発言を取り上げたTシャツを作って販売したことにも触れ、自分も含めて党が反省すべきは反省すべきだという趣旨の説明をしている。
この件は、単なる古いヤジではなく、少子化対策をめぐる政治の姿勢が後年問われた出来事である。
政治家の言葉はその場の勢いで終わらず、政策の方向転換や社会状況の変化によって後から再び評価されることがある。
ポイントは次の4つ。
- ✓丸川氏は2010年、子ども手当法案の採決時に「愚か者めが」などとヤジを飛ばしたと報じられた
- ✓政策批判を超えて、相手を侮辱する表現として問題視された
- ✓2023年、少子化対策の議論の中でこの発言が再び取り上げられた
- ✓岸田首相が反省に言及し、丸川氏自身も「反省すべきは反省したい」と述べた NEG-ARCHIVEでは、「失言」「問題行動」カテゴリの記事として、子ども手当をめぐるヤジ、後年の反省、少子化対策との関係を記録する。

