
蓮舫:「サーバーは増やすんじゃなくて、時代はクラウド」発言が批判

2020年6月、参議院予算委員会でマイナンバー関連システムの問題が取り上げられた。
その中で蓮舫氏は、「サーバーは増やすんじゃなくて、時代はもうクラウドなんですよ」という趣旨の発言をしたと報じられている。 この発言に対し、SNS上では 「クラウドも結局はサーバー基盤の上で動いている」 「クラウドをサーバーの代わりの魔法の仕組みのように扱っているのではないか」 といった批判が広がった。 「クラウド蓮舫」という言葉がトレンド入りしたとも報じられている。
この件で問題になったのは、行政システムをめぐる国会質疑で技術理解が伴わないまま意見したことである。
クラウドは、利用者が自前で物理サーバーを持たずに、外部のデータセンターやクラウド事業者の基盤を使う仕組みである。 つまり、クラウドはサーバーと無関係なものではなく、サーバーやネットワークなどの基盤の上に成り立っている。 もちろん、蓮舫氏の発言は「単に台数を増やすだけでなく、クラウド活用を含めた設計を考えるべきだ」という趣旨だった可能性もある。 しかし、「サーバーを増やすのではなくクラウド」という言い方だけが広がると、クラウドの仕組みを理解していないように見えてしまう。 言いたい方向性があっても、言葉の選び方が粗いと知識不足として受け止められる。
発言後、SNS上では「クラウド蓮舫」という言葉が広がり、国会議員のIT理解をめぐる批判につながった。
丸山穂高氏も、クラウドはサーバー以外のどこに置くのかという趣旨の批判を行ったと報じられている。 この発言は、蓮舫氏のITや行政システムに関する理解を疑問視する代表的な話題として、その後も取り上げられることになった。
この件は、クラウド活用を提案すること自体が問題だったわけではない。
問題は、行政システムの改善をめぐる国会質疑で、専門的な仕組みを単純化しすぎた言い方が使われ、技術理解が不十分に見えたことである。
ポイントは次の4つ。
- ✓蓮舫氏はマイナンバー関連システムをめぐり「サーバーではなくクラウド」という趣旨の発言をした
- ✓クラウドも物理的なサーバー基盤の上で成り立っているため、表現が粗いと批判された
- ✓SNSでは「クラウド蓮舫」という言葉が広がった
- ✓行政のデジタル化を論じる政治家には、制度だけでなく技術の基本理解も求められる NEG-ARCHIVEでは、「失言」「虚偽」カテゴリの記事として、行政システムをめぐる国会発言と技術理解への批判を記録する。

