
山本太郎:予算案採決で牛歩、投票が認められず

2023年3月、参議院本会議で2023年度予算案の採決が行われた。
この採決で、れいわ新選組の山本太郎氏は、投票をゆっくり行う「牛歩戦術」を取ったと報じられている。 牛歩戦術とは、採決に反対する意思を示すため、投票箱に向かう動きを極端に遅くする議会での抗議手段である。 過去にも国会で使われてきた手法だが、議事進行を遅らせるため、批判を受けることも多い。 この時、参議院議長は速やかな投票を求め、最終的に制限時間を指定した。 報道によると、山本氏は制限時間内に投票できず、山本氏と木村英子議員の投票は認められなかった。
この件で問題になったのは、抗議行動としての牛歩が、議会の手続きとどこまで両立するのかという点である。
政治家には、予算案に反対する権利がある。 とくに国家予算は、税金の使い道を決める非常に重要な議案であり、 反対理由を強く訴えること自体は議員の役割でもある。 一方で、国会には議事を進めるためのルールがある。 議長が制限時間を示したにもかかわらず、その時間内に投票できなければ、手続き上は投票が認められない場合がある。 学校で例えると、投票の場で「この決定には反対だ」と強く示すために、投票用紙をなかなか箱に入れないようなものだ。 抗議の意思は伝わるが、決められた時間を過ぎれば、その投票が正式に扱われないこともある。
山本氏は演壇上で反対の意思を示したが、制限時間を過ぎたため、投票は認められなかったと報じられている。
2023年度予算案は、その後、与党などの賛成多数で可決・成立した。 つまり、山本氏の牛歩は抗議としては注目を集めたが、正式な反対票としては扱われなかった。
この件は、議会での抗議手段と、正式な採決手続きの関係が問われた出来事である。
ポイントは次の4つ。
- ✓山本氏が2023年度予算案の採決で牛歩戦術を行った
- ✓議長が制限時間を示したが、山本氏の投票は時間内に認められなかった
- ✓牛歩は抗議手段として使われる一方、議会運営を遅らせる行為として批判も受ける
- ✓結果として、山本氏の反対意思は示されたが、正式な投票としては扱われなかった NEG-ARCHIVEでは、「問題行動」カテゴリの記事として、議会内の抗議行動と採決手続きの問題として記録する。

